ワンちゃん

パピヨンの性格と飼い方

英語名
Papillon
原産国
フランス、ベルギー

パピヨンの性格

パピヨンは明るくて活発な性格で、散歩や運動が大好きです。好奇心が旺盛で大胆。また、飼い主さんや家族に深い愛情を示し、初めて会う人やほかの犬とも仲よくできます。加えて、とても賢く状況判断が得意。飼い主さんの指示をよく聞くことができるので、しつけは比較的容易です。

パピヨンの大きさ

体高28cm以下、体重4~6kg程度で、小型犬に分類されます。体型は全体的にコンパクトでありつつもバランスがよく、大きな耳としっぽは長い飾り毛に覆われていて、前に向かってアーチ形をしている様子から気品が漂います。

体高:28cm以下/体重:4~6kg

パピヨンの飼い方

小型犬ですが、とても活発で好奇心旺盛なため、室内遊びと30分程度の散歩を。いっしょにたくさん遊んであげましょう。また、とても賢く動きが機敏なので、ドッグスポーツにも向いています。

パピヨンがとくに気をつけたい病気に、骨折や膝蓋骨脱臼などの骨・関節トラブルがあります。活発なパピヨンが滑りやすいフローリングの床を日常的に走り回っていると、関節に大きな負担がかかり、発症リスクが高まります。生活スペースは、滑りにくい床材を選びましょう。同時に、大きな段差をなくす、高いところから飛び降りをさせないなどの注意も必要です。

また、小型犬は、家具のすき間など、狭い場所に入り込む危険があります。入ってもらいたくない場所には、仕切りなどを設置して事故の予防を。とくに留守番をさせるときは、必ずサークルやハウスに入れて思わぬ事故を防ぐようにしましょう。

パピヨンは抜け毛が少なく、もつれにくい毛質なので、比較的お手入れはしやすい犬種といえるでしょう。週に2~3回、ピンブラシなどを使ってやさしくブラッシングし、美しい被毛を保ちましょう。口周りの被毛は短く汚れにくいですが、汚れていたら固く絞ったタオルなどで拭きましょう。

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。総合栄養食の中でも、パピヨンのような小型犬には、粒が小さいもの、飲み込みやすいものを選ぶのがおすすめです。フード周りの細かな粉がフードを飲み込みにくくすることもあるので、フードに水を絡めてもよいでしょう。

また、パピヨンは骨・関節トラブルに配慮が必要なことから、骨・関節をサポートする成分を配合したフードを選ぶのも一案です。

小型犬は小食・偏食も多く見られます。おやつの与えすぎに注意する、運動でしっかりエネルギーを消費させるなど生活全般を整えるとともに、さまざまなフードを試して愛犬の好みのフードを見つける、トッピングで食欲増進をはかるなどの工夫を。